るんるん書評

読書が好きな大学生がオススメする本を紹介するブログです!

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ゆるやかな没落『斜陽』 ー明るさと暗さー

どんな話? 太宰治の『斜陽』を読みました。戦争が終わった昭和20年。没落貴族となって、当主であった父を失ったかず子とその母は、生活を続けるために東京の家を売って、伊豆の山荘で暮らしていました。2人は着物を売ってまで、なんとかぜいたくな暮らし…

名言の宝庫『星の王子さま』 ー大人への教訓ー

どんな話? サン=テグジュペリの『星の王子さま』を読みました。飛行士の操縦士である「ぼく」がサハラ砂漠の真ん中に不時着しました。飲み水も1週間分しかない状況で、飛行機の修理をしなくてはいけませんでした。「ぼく」は、よその星から来た1人の王子…

天才の苦悩『車輪の下』 ー受験生の悩みー

どんな話? ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』を読みました。主人公は町においてずば抜けて秀才だと評判のハンスです。周りの人々が期待する中で、その重圧に押しつぶされそうになりながらも、猛勉強して、難関と言われる神学校に2位の成績で入学します。期待…